Prinectのギャンギングの進化
複数のお仕事をまとめて一つのジョブにするギャンギング。一昔前は一部の商業印刷のWeb to Printのみに使用される機能でした。
初めてPrinectにギャンギング機能が搭載されたのはバージョンPrinect 2012の時でした。
そこからPrinectは毎年バージョンアップが行われ、同時にギャンギング機能も大きく進化しました。
8年の歳月でPrinectのギャンギングはどのように進化したのか。
特徴的な変更点に絞ってご紹介します。(すべての変更点をお知らせするとても長くなるので・・・)
Prinect 2011
- 急増するWeb to Printに対応するため、開発バージョンとして一部お客様向けにリリースされました。
- 一元管理を特徴としているPrinect。ギャンギングにも一元管理の考えが反映されています。新しいソフトウェアは不要、従来の面付けモジュール上で動作します。
- またギャンギング前後のジョブをJDF管理されているので、データ差し替え時もギャンギングを再計算する必要がありません。
- DMと本の表紙など、複数の製品を1台の上でギャンギングが可能です。
Prinect 2012
- ギャンギング機能がオプションとして正式にリリースされました。
Prinect 2013
- CSVインポートに対応。CSVファイルを受け取りPrinect内部でJDF化が可能になりました。数量や納期や製品タイプをCSVに記述することで、ギャンギング対象のジョブをCSVから作成が可能になりました。
Prinect 2015
- ギャンギング結果のレポートを書き出し可能になりました。
Prinect 2016
- パッケージング印刷向けにCADデータを使用したギャンギングが可能になりました。
Prinect 2017
- 定型レイアウトがある製品向けに固定レイアウトを使用したギャンギングが可能になりました。
- ギャンギング情報としてXML以外に直接PDFを読み込み可能になりました。
- ギャンギングエンジンがさらに改善されました。
Prinect 2018
- 印刷機のユニット数に考慮した台を作成できるように色数の定義が可能になりました。
- 配置された面積率によって評価するレーティングを定義可能になりました。
Prinect 2019
- タスクとフィルタを使用した自動ギャンギングが可能になりました。もうギャンギングの実行すら手動の操作の必要はありません。
現在リリースされているPrinect 2019では、ギャンギングに自動機能が追加されています。予め設定したフィルタとタスクに応じてコスト計算をもとにギャンギングが自動的に作成されます。
さらに、今後リリースされるPrinect2020ではレーティング評価機能がさらに進化する予定です。
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ハイデルベルグ・ジャパン カスタマーケアセンター
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