DELL製サーバーのハードディスク損傷に関する予防策
【対象製品】:T6xxシリーズ、T3xxシリーズなど全てのDELL製サーバー
【予防方法】:予防方法は大きく分けて3つございます
1.本体前面上部にあるLCDパネル上での視認
PowerEdgeシリーズにおいてLCDパネルと呼ばれる小さな液晶パネルが搭載されております。この画面においてシステムの正常性を確認いただく事が可能です。
通常は青色で表示されていますが、LCDパネルが橙色になり下記のようなエラーコードを示す事があります。
この場合は当該のHDD(ディスク番号が示される)は既に損傷をしていますので、早急にDELLサポート(ハイデルベルグ・ジャパン経由)への修理依頼が必要となります。
2.各HDDのインジゲータによる視認
フロントパネルを開けて頂くと、装填されている各ハードディスク上に2つずつLEDランプが付いていることを確認できます。向かって左が「アクティビティインジケータ」、右が「ステータスインジケータ」になります。
通常、右側LEDのステータスインジケータは「緑色の点灯」状態であり、これはドライブが正常に動作していることを示しています。事前に故障をいち早く検知するには、「緑色、橙色に(交互に)点滅し、消灯」という状況になっていないか、日常的に視認して頂く必要があります。
3.Open Manage Server Administratorを利用したログによる確認
サーバー全体を監視するOpen Manager Server Administratorというツールを利用しログを確認することで、異常を早期に検知して対策することが可能になります。使用方法については弊社カスタマーケアセンターまでご連絡ください。
なお、DELLサポートに連絡することにより、ディスク障害についての技術的な相談が受けられます。修理は有償ですが、電話での相談は無償で受けられます。
(その際、サービスタグNo.やエクスプレスコードなどサーバー固有のIDを入力する必要があります。これらは、LCDパネルの下に収納されています。引き出して確認してください。)