グレーのデータが分解されてしまう問題について
【対象製品】:Prinect DFE、Digital Print Manager
Linoprint、Versafireへ出力する際に、BK保持機能がございます。
イメージまたはグラフィックおよびテキストに対してそれぞれ”オフ”、”特殊”、”K=K”の3種類の設定を選択することが可能です。
K | 結果 |
オフ | カラーマネージメントは選択したプロファイルのGCR/UCR設定に従います |
特殊 | 薄い色調と中間調はターゲットCMY色空間とKはグラデーション曲線に変換されます。
濃い色調は墨版を保持する特殊な4次元モデルが使用されます。 テキスト、カラー、グレーが含まれたデータに対して有効です。 |
基本 | グレースケールのBKの値が定義されることを尊重します。
CMYは目的の色空間に変換され、Kはグラデーション曲線に変換されます。 グレースケールイメージがあるデータに対して有効です。 |
K=K | 使用されたプロファイルのGCR/UCR値は無視されます。
CMYだけが変換されKは変換されません。 テキストや線画の多いデータに対して有効です。 |
【症状】:グレーオブジェクトがプロセスカラーに変換(分解)されてしまう。
【対策】:
1.Prinect 2016 RUP78にて解消
Prinect 2016 RUP72~74にてBK保持機能を有効にしているにもかかわらず正しく動作しないことがありました。この問題についてはPrinect 2016 RUP78にて解消されました。
2.CMYKカラーマネージメント”の有効無効にかかわらずBK保持機能が動作するように仕様が変更されました
Prinect 2016リリース当初、BK保持機能については、”CMYKカラーマネージメント”が有効になっている場合の動作しました。しかし機能について見直しが行われ、Prinect 2016 RUP78以降”CMYKカラーマネージメント”の有効無効にかかわらずBK保持機能が動作するように仕様が変更されました。
修正プログラム適用のご相談については弊社カスタマーケアセンターまでご連絡をお願い致します。
ハイデルベルグ・ジャパン カスタマーケアセンター
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